ぶろぐ日和

不登校再発でモヤモヤした母の気持ちをブログで解消させていただきます


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不登校の高校進学問題を考える

 

不登校が相変わらず続いています。小学校、中学校は不登校でも卒業はできますが、問題は高校入学です。たとえ勉強ができたとしても、出席していない、定期テストを受けていない、となると受験できる高校は限られてきます。

 

うちはまだ中学1年生なのですが、小学校から不登校が続いており、このままずっと3年生まで登校できないのではないかと半分諦めています。

 

もし子どもが普通に学校へ行っていたら、多分進路なんて、このくらいの成績だからこのくらいの偏差値の高校へ、と地元の全日制の高校を志望していて、将来のことなど中学で深く考えることはなかったんじゃないかと思いますが、こう不登校が続くと考えない訳にはいけません。

 

不登校だったとしても通えると聞く「通信制高校」という名前はよく聞きますが、普通の全日制の高校と具体的にどんなところが違うのでしょうか。

少し気が早いかもしれませんが、知らないと不安が募るので、改めて高校としてはどんなものがあるか、その種類から調べてみました。

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高校の選択肢

 1.全日制高校(学年制が多い。1日5時間から8時間の授業がある。3年制)

 2.定時制高校(夜間または特別の時間帯に授業が行われる。就業は3年以上)

 3.通信制高校(単位制・2学期制が多い)

 4.高等専修学校

 5.高等専門学校

ここで私が詳しく説明するよりも、参考にさせてもらったサイトをご紹介します

参考)

通信制高校・全日制高校・定時制高校のしくみ比較表|通信制高校ナビ

 

 

不登校が3年生まで続いてしまった場合、中には頭がとてもよく家で勉強しているお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、内申点もありますので、現実に受験できそうなのは、定時制か通信制か高等専修学校、あるいは不登校に理解のある全日制高校になります。

  上の5.で挙げた高等専門学校は高等専修学校と名前が似ていますが、高等専門学校は就業が5年間で、工業系か商船系で、いわゆる「高専」と呼ばれる国立系が殆どの高校で、偏差値も高いです。

参考)

高等専門学校(高専)について:文部科学省

 

 

定時制高校とは

  昔のイメージからして、「夜間に通う学校」と思いきや、現代では朝・昼・夜に授業を行う三部制の学校もあり、一般に在籍年数は4年ですが、単位制で授業数を多く取れば3年で卒業可能な学校もあります。

多くは1日4時間程度の授業があり、空いた時間はアルバイトなどの仕事をする学生が多いです。

公立が殆どですが、私立もあり、公立だと学費は年10万円程度、私立だと30万~90万程度です。

 

 定時制高校のメリットとしては

  ・働きながら通学できる

  ・公立の場合学費が安い

  ・受験科目が少ない(3教科+面接)

 

 デメリットは

  ・不良がいるところもある(普通の学校でもいじめの加害者になる普通の子がいま

   すので、その辺の良し悪しは行ってみないとわかりませんが)

  ・帰宅が遅い

  ・世間の偏見がある  

 

ことでしょうか。学校の雰囲気についてはそれぞれの学校で違うと思いますので、見て確かめるのが一番だと思います。

 

通信制高校とは

通信制高校は課題を提出したり、学校に登校して授業を受けたり(年間5日程度のものや週1~5日通学するところなど学校によって違う)、テストを受けたりなどして、卒業に必要な単位をとっていきます。

学園祭や修学旅行やクリスマス会などのイベントもあり、自由度が高そうです。

 

通信制のメリットとしては

・毎日通わなくてもよいので自分のペースで勉強できる

・学費が安い(私立で年間18万~)

・アルバイトを許可しているところが多い

・不登校経験者もサポートしてくれる体制が整ったところが多い  

 

デメリットとしては

・自分のペースで進められる反面、怠けてしまう可能性がある

・通学が少ないところでは人とのコミュニケーションが少なくなる

などだと思います。

 

あと、通信制高校の卒業後ですが、H24年度文科省統計によると

 

全日制  大学進学  54.4% 専門学校進学 23% 就職 16.4% 計93.8%
 定時制    13.8%    18.7%   30.4% 計62.9%
 通信制    16.7%    23.8%    14.3%  計54.8%

 

と、全日制はほどんど卒業先の進路が決まっているのに、通信制は卒業後も進路が不明の人が45%いるというのが気になるところです。

世間が厳しく就職できないのか、働く意思がないのか...

親としては自立できるようになってほしいと願っているので、気になるところです。

 参考)文部科学省 高等教育の現状

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/06/14/1334827_6.pdf

高等専修学校とは

高等専修学校は工業/農業/医療/衛生/教育・社会福祉/商業実務/服飾・家政/文化・教養の8分野における職業教育を取り入れていて、通信制高校と提携している技能連携校は、高等専修学校と通信制の両方の卒業資格がもらえます。

技能連携制というのは、指定技能教育施設と連携することによって、専門的な技術を学びながら高校卒業の資格も取ることができる制度で、連携していない場合は、高卒資格は取れないものの、高等課程の3年制卒業の場合は専門学校にも入学でき、大学入学付与の資格を受けている学校であれば、大受験も可能です。

  参考)

高等専修学校とは? | 全国高等専修学校協会

 

私が考えるに高等専修学校のメリットは

 

 ・ 様々な資格を取ることができる

 ・ 専門的な知識が得られる

 ・ 少人数なのでサポートが行き届く

 ・ 編入可能

 ・ 社会経験ということでアルバイトを許可しているところが多い

 

デメリットは

 ・学費が高い(年間60万~100万程度)

 ・自分がやりたい専門が見つからない人には選びにくい

 ・資格を取るのが案外大変?

 ・卒業してもお給料低い?

 

 お給料が低いのでは・・・という疑問については東京労働局の調査によりますと、H28年度の初任給では

大卒 20.13万

短大卒 18.85万

専修 18.75万

高卒 17万

「専修 18.75万・・・思ったより大卒と変わらないんじゃ?と思いきや、ここでの専修とはおそらく高校を卒業してから行く専門学校のことだと思います。

高等専修学校だと高卒扱いになるので、やはり3万/月ほどの開きがあり、生涯賃金にすると3万x12か月x38年(22歳~60歳までで)とすると1300万円の差が出てきます。正社員/非正社員でボーナスのことも考えると、実際はもっと差が出てくることでしょう。

 

大卒と高卒ではやはり差がでてくるのは否めませんが、就職だけでもしてくれればといいと思いますので、収入のことは考えないようにしましょう。

 

 参考)東京労働局 H28年度新卒者の初任給調査結果

http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0141/6966/2016229191831.pdf

 

現状での展望

 先述した高校卒業後の進路決定率のことを考えると、「学校に通う」という負荷はありますが、親として現在での一番の希望は、高等専修学校へ入学して、何か技術を身に着け、さらに専門性を磨くか就職するかして、自分のやりたいことを見つけてくれればと思います。

 体調の具合などからどうしても毎日学校へ通うのが難しそうであれば、通信制高校を希望しますが、自分でコツコツと勉強するのはなかなか意志が固くなくてはできず、楽な方へと逃げてしまいそうで心配です。

 不登校に理解のある全日制高校が見つかれば、それはそれでいいのかもしれませんが、恐らくほとんどは私学で学費もかかるだろうし、勉強もそこそこの学校だと思います。普通科で何も特技がなく卒業するよりは、専門課程のある学校に行って資格をとった方が役に立つにのではないかと思います。

 もしかしたら今後、中学校に登校できるようになり、勉強もそこそこ追いついて、全日制の高校へ行けるようになれば、大学進学も望めるかもしれませんが、また受験勉強が始まると、不登校になってしまい、出席日数が足りなくなって退学になってしまいそうです。

 無理をして普通高校に入ってただ大学に入るための勉強をする為に大切な10代の時間を費やすよりも、将来ずっと役に立つ専門的知識を身に着ける方が有意義に過ごせるのではないかと思います。

 

もちろん、子供の意思を尊重するのが一番なので、最終的には子供に決めさせますが。

 

 

学校見学はおすすめ

子供にも、将来のことをぼんやりとでもイメージできるように、まだ中学1年だという人も今のうちから学校見学されることをお勧めいたします。

秋は学園祭のシーズンで、学校見学会といった堅苦しいものだとちょっと参加の申し込みをするのに気が引けますが、学園祭だと遊びに行く感覚で校内や生徒の姿を見ることができます。

中には入学の資料や卒業生の進路先などの資料が置いてある学校もあります。

うちも先日、高等専修学校を1件、と全日制高校1件(工業科)を見て来て、あと1件通信制学校も見に行く予定にしています。

 

生徒の雰囲気などから自分にあった学校かどうか、行きたいと思えるかどうか、通学は遠すぎないか、など早めに知っておくことによって、行きたい学校が見つかれば、受験で必要な科目を頑張って勉強しようかな、という気にもなるかもしれません。

また親の方も、たとえ不登校が続いたとして、全日制高校に行けなくても、専修学校や通信制学校の子供たちが楽しそうな学校生活を送っているのを見れば、このまま不登校でもいいや、って思えるかもしれません。

実際、不登校を経験した子が全体の80%という高等専修学校のパンフレットに、「不登校だったからこそ、この学校に出会えてよかった」という感想が書いてあったのを見て、大学受験の勉強でストレスいっぱいの高校生活を送るよりもいいなぁと思いました。

うちの子の反応は、私が、「どうだった?行ってもいいなと思った?」と聞いても、

「わかんない」と曖昧な感じですが、不登校でも行けそうな高校の雰囲気がよかったので、少し安心したようです。

 

気になる学校を全部見る、というのはなかなかできず、知り合いの人が行っていれば様子も聞けますが、全部は不可能です。その場合、学校の様子が聞けるサイトも見つけました。

www.minkou.jp

 

偏差値はよい学校でも、先生の評判が悪く、満足度の低そうなコメントだったり、一概にどこがいいかは決められないと思いました。

 

うちの子は学校見学には正直最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、禁止していたポケモンGOをスマホにダウンロードしてあげると、出かけるのに積極的になってくれました(笑)。

 学校見学にあまり乗り気でない場合は、ゲームで釣るというのも一つの手段です。

 

まとめ

「高校進学」は不安の種です。ですが、具体的に調べることによって、不登校でも色々道はある、ということがわかりました。

一応親として密かな希望コースはありますが、どの道を選んでもそれぞれに良いところがあり、いい意味で「どっちに転んでもよい」と思えるようになったので、あとは子どもが決めた道をサポートするだけです。